1、木材処理
お住まいの一階部分の木材のみ下記の方法によって処理します。
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吹きつけ処理法木材の表面に駆除剤を吹きつけます。
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穿孔注入処理法木材に小さな穴を開けて予防する駆除剤を注入します。
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穿孔吹きつけ処理法モルタル仕上げの大壁造の壁体等に、3.4mmのドリルで穴をあけ、ノズルを挿入して、内部木材に吹きつけます。
処理対象木材の木口、割れ、欠き込み、ほぞ孔、ボルト孔、仕口、継ぎ手、接合部、建築金物の取り付け箇所および木材とコンクリート等が接部分は、特に入念な処理を行ないます。浴室、洗面所、トイレ、台所および玄関などのシロアリが発生しやすいところも入念に行ないます。
2、養生
建築物の出入り口より床下進入口まで、ビニールシートで養生します。その他、必要と思われる場所にも養生します。
3、床下工事
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穿孔作業木部穿孔して薬剤が行き渡るようにします。 被害部材への穿孔は、蟻道や蟻土に注目し、木材中のシロアリの営巣場所に的確に薬剤が行き渡るポイントに穿孔します。シロアリの生態をよく考慮して、必要以上の穿孔や必要以下の穿孔をしないようにすることが重要です。
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浴室・トイレの穿孔浴室・トイレ等の土台の穿孔は、土間の下の土壌に薬剤が行き渡るように、貫通穿孔が基本にします。
土台の裏側にシロアリの被害がでることが非常に多いので、シロアリ被害がある可能性が高いと判断される場合、シロアリの営巣場所に的確に薬剤が行き渡るようにします。
4、床上工事
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注入作業薬剤ホースをのばし、ピストルノズルとトリガーコックを使って加圧注入処理を行ないます。
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補修、仕上げ注入が終わった箇所は補修します。
5、土壌処理
シロアリは床下の土の中にある木屑や木材、片付け残した木屑を食べて進入してきます。土の中のシロアリには、土壌処理剤を使って防除します。これで土の中のシロアリは死んでしまいます。また、木部には、木部処理剤を使って直接薬剤を吹き付けて防除します。場合によって、木部には穿孔処理と言って穴を開けそのところに薬剤を注入してシロアリを防除します。
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帯状散布基礎から20cm幅の部分に基礎に沿って薬剤を散布します。(社)日本しろあり対策協会標準使用書に準します。
同様に束石や配管立ち上がりのまわなども同様に処理します。基礎の外部にも同様に帯状散布します。 -
面状散布1㎡あたりに3Lを散布します。
CLEAN LIFE SYSTEM
土壌処理の目的とは
シロアリ駆除
地下に生息する習性のシロアリは一般的には地中から基礎、床束、その他地面と建物が接触している箇所を通って建物上部に被害を与えます。土壌処理はこれらの白蟻が土壌中を通って建物に到達しようとするのを防ぎます。